ここ３か月の間で、よく言われのが、

頭痛

そして、倦怠感。

それに付随して、冷え性や腰痛

足のむくみなども多いのですが

説明をする中で、イメージしてほしいのが

今日の画像。

「脳脊髄液」

なるものの存在です。

上は脳の周りの脳脊髄液の動き

下は、仙骨から腰椎にかけてのイメージ

全体的なイメージはこれ。

図を見て頂けるとわかるのですが、

「脳全体とその下に延びる脊髄は

水の詰まった袋に入っていて

骨盤までの全体を包んでいるんですよ」

そして、

「この液体は絶えず循環してて、

　呼吸することや、運動する事で

　頭と骨盤を動かして、ポンプの役割をしてるんです。」

んで、この脳脊髄液は

運動と循環を繰り返して、

一定圧力に保たれているのですが、

・スポーツや事故などで、

　脳脊髄液の入っている袋「硬膜」が破れたり、

　（スキー・スノボーなどの

　　「尻もちをつく」事の多いもの）

・骨盤、脊椎の歪みによる循環の阻害

　（猫背、側弯などの姿勢の悪さなど）

が起こると、

流れが滞り、圧力が各所で違う

という事を引き起こす。

※「たけしのみんなの家庭の医学」長引く目のぼやけ、脳脊髄液減少症　より

そうすると、

締め付けられるような頭痛や、

どれだけもみほぐしても取れない頭痛

が、起きてきます。

なので、頭痛を訴える患者さんは

骨盤から背骨、頸椎と頭皮の硬さ

を、重点的に診ます。

もちろん、

頸椎の歪みによる「神経圧迫」も診ます＾＾

一概に、これだけが頭痛の原因になるという事はないのですが、

・季節、天候によって頭痛が起きたり、

・なんかけだるい

・気持ちが重だるくて、スッキリしない

なんて、

思い当たる節がある人は

「脳脊髄液」の存在、

そして、それを「循環」させる事

を、思い出して欲しいです。

因みに、

脳と血液の間で

　脳と神経の栄養分、

たんぱく質や糖などを受け渡し、

　脳内や神経の新陳代謝と、

修復を行ってくれる大切な体液

お医者さんの診断結果だと、

低髄液圧症候群

脳脊髄液減少症

とか、

一般的に言われる症状としては、

○ 脳神経の症状

・頭、首、手足などの痛み、聴力や視力、味覚の障害など

○ 自律神経の症状

・血圧障害や胃腸障害など

○ 大脳の機能障害

・記憶力低下、不眠、うつなどの症状

など、

脳脊髄液の機能障害に陥ると、脳や神経に栄養が送られないのでそれによる様々な症状が発症します。

また、

老廃物が排泄されずに滞ってしまうので

その老廃物によっても様々な症状が発症してしまうんですね。

なので、カイロプラクティックによる骨格・姿勢の矯正に加えて、

毒素の少ない食事、

適度な運動

寝ている時の、栄養の循環

が、とても大切な対抗策です。

～　他サイト様より抜粋　～

脳と頭蓋骨の間には、脳に近い方から「軟膜」、「くも膜」、「硬膜」の３つの膜があり、

　脳の脈絡叢（成人で2～3ｇ）で生産されたタンパク質や糖などを含んだ脳脊髄液は、

　脳を外部の衝撃から保護する役目を持ちながら、頭蓋骨に一番近い「硬膜」の中を後頭

　骨と仙骨によるポンプ運動（第一次呼吸システム）によって循環しています。

　体重比で言えば２％ほどですが、エネルギー消費量は２０％。

　これは体重比５０％の骨格筋と同じだけのエネルギーを消費していることになります。

　脳脊髄液は、成人では約２５０ccほど。

　毎分の生産量は、約0.3 ～ 0.4mlで、１日の生産量は500ml.～600ml、

　毎分、全体量の0.25％を新鮮なものと置換し、５～７時間で全体の髄液が交換されている、と

　言われています。

　　　　　脳脊髄液減少症

　　　　　交通事故などの衝撃によって脳を保護している硬膜が破れ、

　　　　　脳脊髄液が漏れることによって発症するとされる

　　　　　アルツハイマー病

　　　　　「タウ」と呼ばれる異常なたんぱく質は脳の神経細胞に蓄積し、

　　　　　その細胞を破壊するアルツハイマー病の原因物質であることがわかっています。

参考）　「アルツハイマー病　早期発見に挑む」ＮＨＫ　サイエンスＺＥＲＯ

 「タウタンパク質検査　アルツハイマーの発病を診断」熊本日日新聞社